■『追儺(ついな)

 
宮廷の年中行事である修正会(しゅじょうえ)の中で、「追儺(ついな)」と呼ばれる鬼払いの儀式があるが、平安初期から行われているとされており、それが鬼ごっこの起源となる儀式の一つと言われています。


(資料:吉田神社追儺)


■鬼ごっこの起源

「ことろことろ」
別称:「比々女」
 江戸時代には「子をとろ子とろ」とも呼ばれる。平安時代には貴族文化として、江戸時代には庶民文化に根ざしていた子どもの遊びの文化になります。ことろことろは、1300年昔から始まったとされています。
 
 「1人が鬼、1人が親、他の者たちは子となり、親の後ろに子たちが前者の腰をつかんで1列をつくると、親に対面した鬼は、両手を広げて子を守る親のガードをなんとか切り抜て、列の最後の子にさわるというもの
(寒川恒夫2003 『遊びの歴史民俗学』明和出版参考文献)


『幼童遊び子越とろ子をとろ』
三代歌川廣重
明治元(1868)年
『燕の子とろ子をとろ』
三代歌川廣重
明治時代
現代の「ことろことろ」

■「ことろことろ」から学べること

〜親子の絆・役割〜
「ことろことろ」の3すくみの鬼ごっこの世界観を通して、図1にあるように「鬼」「親」「子」の関係性を、遊びながら学ぶことができます。「ことろことろ」は、下記の図2にあるように先頭の「親」が親の後ろに連なった「子」の一番後ろの子をタッチすると鬼の勝ちになる遊びです。親は、子が鬼からタッチをされないように守ります。


図1


図2


資料映像